ラ・サール学園校長 アントニオ・クビヤス

本学園はラ・サール高等学校とラ・サール中学校から成り立つ男子生徒のための学校です。高等学校は昭和25年に、中学校は同31年にカトリックの教育修道会ラ・サール会によって鹿児島市小松原に設立されました。本学園の名称は聖ジャン・バティスト・ド・ラ・サール師に由来します。師は1651年、フランスに生まれました。学校教育による社会の改革を志し、家財や栄職を捨てて、その生涯を青少年の教育に捧げ、教育の色々な面で貴重な仕事を残しました。ラ・サール師の遺志を継ぎ、師にならって天職として教育に従事する人々の集まりがラ・サール会であります。現在ではこの会によって世界80カ国にわたり、1000余の各種の学校が経営され、修道士の総数は4000人をこえています。日本では本学園のほかに函館ラ・サール高等学校(昭和35年設立)、函館ラ・サール中学校(平成11年設立)があります。本学園には「創造性と気品があり、絶えざる向上心と、貪欲に学ぶ気持ちを持つ」生徒と、「常に積極的で、意欲的な」教師が在籍しています。「カトリックの精神に基づく人間教育」を柱として、信仰と信頼、隣人愛、奉仕、正義、献身、アカデミックで質の高い教育といったラ・サールファミリーの価値観に基づく教育を行います。

ラ・サール学園は、広く豊かな隣人愛の精神を養い、素晴らしい人間教育活動をしております。

85年前、ラ・サール会の最初の4人のカナダからのブラザー達が、日本にやって来ました。

最初は函館で学校を設立する予定がありましたが、いろいろな困難に遭って、その夢が実現できず、仙台に移動しました。仙台で外国語を教えるようになりました。しかし日本に着いた3年後、戦争が始まりました。しばらく自宅に監禁されてから、強制収容所で抑留されたという困難もあったそうです。戦後、ブラザー達は諦めず、仙台に戻りました。思いやりをもって、戦争孤児および流浪の小児のために尽力するようにし、ラ・サールホームという児童養護施設が誕生しました。2年後(昭和25年)鹿児島に招待されて、ラ・サール高等学校が始まりました。10年後(昭和35年)、最初に計画された函館ラ・サール高等学校が生まれました。

私は初めて鹿児島に来た時、どうしてこの遠い鹿児島までラ・サールが来たのだろうかと考えていました。確かに、いろいろな出来事がありながら神様の導きではないかと今は考えております。私もなぜ全然知らない鹿児島まで来て、一緒に歩んでいるのかと聞かれれば、神様の導きに違いないと答えるでしょう。

ラ・サール会としては日本における使命実現のために次の4つの基本理念を前提としております。

したがってラ・サール会としての日本管区使命宣言というのは、次のようになります。

今後とも伝統を守りつつ、生徒・保護者の皆様の期待にしっかりとお応えしたいと思います。

学園案内について

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■ 校長あいさつ

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