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入学式式辞

2018.4.4 校長入学式式辞 ドミンゴ・ビヤミル

入学式式辞(2018)

写真のお話です。

偉大な写真家たちは写真を評価するとき光、焦点、そして構図などに注目するでしょう。しかし、私にとって写真の素晴らしさは別のところにあります。

写真とは、大事な瞬間を捉えることによって、言葉を使わずにメッセージを伝えることができるのです。
メッセージを持った写真を撮るためには良いカメラが必要です。しかし、もしあなたたちが世界で最も優れたカメラを持っていたとしても、ものごとを正しく見る力がなければ、そのカメラは無用の長物です。なぜなら、素晴らしい写真はカメラが撮るのではなく、レンズの背後にいる人間のまなざしから、生まれるものだからです。

私はよく、こんな例えを用います。
カメラとは、「生徒一人一人に与えられた才能のようなものだ」と。
クラスで最も優秀な才能を持ち成績も一番の生徒がいるとします。しかし、もし彼が心を用いないなら、感情をコントロールできないなら、自らの持つ愛を日々育むことができないのなら、彼の人生には何の意味もありません。人生に意味をもたらすために最も大切なことは、与えられたカメラという才能をきちんと活かせるように、自らのまなざしを優れたものにすることです。そのためには大きな夢を抱き、その夢が実現するように行動せねばなりません。

まなざしに力のない人間にとってカメラが何の役にも立たないように、目的と夢に支えられない活動に意味はありません。

全ての人がカメラというギフト、つまり才能を手にしています。しかし、覚えておいてください。与えられたギフトは、誰かと分かち合わなければ消えてしまうということを。
聖書に、はっきりとこう書いてあります。

『あなたがたは、それぞれ賜物をいただいているのだから、神の様々な恵みを良き管理人として、それをお互いのために役立てるべきである。』

今日、私はあなたたちにまなざしの大切さを知ってほしいと思います。与えられたギフトを活かすのは、あなたのまなざしです。遠くを見てください。

ラ・サールでの日々はあっという間に過ぎ去ってしまいます。けれども、あなたが捉えた瞬間、あなたが得た友情、学んだこと、抱いた驚きは永遠です。どれほどの成果を手にすることができるのか。それはいつだってあなたが決めることです。あなたの限界を作るのは、あなたしかいません。

ここでの生活を素晴らしい思い出でいっぱいにしてください。その思い出を、あなたの血や心という消せないインクで飾ってください。思い描く人物になれるその日まで、成長し続けてください。そんなまなざしを、心に宿してください。

それから、忘れないでください。
あなたの後ろには、暖かなまなざしであなたと支えてくれる、素晴らしい人たちがいます。あなたのご両親は、あなたが人生の最も良き写真の数々を生み出すことを信じてあなたを見守っておられます。

これからも、ラ・サールスピリットを胸に共に歩んでいきましょう。

皆様のラ・サールでの学校生活が実り豊かなものとなりますよう、また神様の豊かな祝福がありますことを祈り、式辞とさせていただきます。

校長の署名
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